2010年6月21日月曜日

NPO法人中部リサイクル運動市民の会 “Re☆倉庫”

↑ 名古屋市六番町にできたエコロジーセンター“Re☆倉庫”入口

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人中部リサイクル運動市民の会が昨年11月から運営している“Re☆倉庫”、改装工事が終わり6月からグランドOPEN。GL21プロジェクトもNPOの会員であり、さる6月19日にあった総会に出席した際に“Re☆倉庫”を見学してきました。

Re☆倉庫では、市民から寄付された「衣類」、「陶磁器食器」、「本」、「鍋・やかん類」をリユース販売する“Re☆ショップ”と、定休日(火曜)以外の平日9時から17時まで10品目の資源の持ち込みを受け付ける“常設リサイクルステーション”が運営されています。施設の改装については、(財)名古屋市都市センター・まちづくり活動助成から支援をうけて行われました。

「リサイクルの前にリユース」を実践する“Re☆倉庫”、売り上げは古着に次いで陶磁器食器が多いとのことですが、売り場スペースも売り上げに応じたカタチになっています。売れの残ったリユース商品は資源としてリサイクルに回されます。※引用:第11回通常総会議案書より
※エコロジーセンターRe☆倉庫 URL:http://www.es-net.jp/

写真↓ 入口をはいり、Re☆ショップを外観。写っていないが手前には常設リサイクルステーションが設けられている。














写真↓ ショップ内部:手前に食器のワゴン、奥に古着のフロアーが広がる。きれいにディスプレイされた空間に、キチット整理され、とても古着とは思えない。
















写真↓ ブランド食器のコーナー。木の香りとマッチするかのように古着物と食器がディスプレイされている。
















写真↓ 洋食器を中心としたコーナー。1枚○○円~高くても○○○円で、とても安い。
















写真↓ 左にエコロジーコーナー、まだ商品は少なめ。右に漫画本コーナー。














写真 Hasegawa

2010年6月15日火曜日

天皇皇后両陛下行幸啓 2010年6月14日「Reー食器」を視察されました。


岐阜県で12日・13日に開催された「第30回全国豊かな海づくり大会」の式典に出席された天皇皇后両陛下は、県内ご訪問の最終日の14日、土岐市の市立陶磁器試験場(セラテクノ土岐)を視察されました。
土岐市立陶磁器試験場はGL21プロジェクトの連携・支援機関。ここでは美濃焼の伝統技術や器のテーブルコーディネート等とともに、試験場の研究成果である「高強度磁器食器」、産地が取り組む環境負荷低減タイプの焼成キルン開発、産学官民連携体のGL21が推進する陶磁器リサイクル技術とエコデザイン手法を用いた「Re-食器」など、美濃焼の最先端技術などについて紹介がありました。「Re-食器」についても再生技術について質問されるなど高い関心をお持ちになったようです。

以下の写真は、Re-食器のご紹介のための展示写真です。
■■■■■■ Re-食器の概要を紹介したパネル

■■■■■■ 展示の全体(回収BOX、試料・製品、パネル)

(Y.Hasegawa)





2010年6月14日月曜日

“かさましこ” 再生土の会


茨城県の笠間焼と栃木県の益子焼の個人陶芸作家が集まり、制作過程ででる焼き損じなどの廃陶磁器の再利用を考え、実践するプロジェクト“かさましこ再生土の会”が昨年誕生しました。

きっかけは、近藤文さんの+Re土ブログ http://blog.goo.ne.jp/reclay08 をご覧ください。

昨年8月に、リサイクル陶土を活用した“LOVE BOWL”という取り組みが笠間のまち中をステージに大きく繰り広げられました。60余人の作家・団体が参加し、市内のギャラリー、カフェ、商店街、ホテルなど35ケ所で協同企画展やワークショップなどが開催され、サブタイトルは、「あなたのうつわが、飢餓に苦しんでいる子どもたちの未来をつなぐ力になる」というもの。LOVE BOWLの売り上げの一部はWFP国連世界食糧計画に寄付されました。※LOVE BOWL実行委員会主催;代表 島崎小乙里さん)

笠間と益子、隣接しながらも異なる陶磁器産地がともに力をあわせて一つのことに取り組む事例は極めて稀なことのように思います。次を担う若い作家の人たちが主体になったこのLOVE BOWLは、その後の“かさましこ”の活動とともに、地場におけるこれからのモノづくりに向ける姿勢を教示してくれたように思います。今後のますますの活躍を期待です。(Hasegawa)
■かさましこ再生土の会 http://ameblo.jp/kasamashiko/