2014年10月22日水曜日

陶磁食器のリサイクル視察

 昨日(10月21日)、長野県松本市の岡田地区福祉ひろば推進協議会の23名が〝陶磁器リサイクル〟の視察に来られました。長野県は陶磁食器のリサイクルに関心が高く、松本市2地区、須坂市、中野市において既に行政回収がなされ、、池田町、白馬村、塩尻市、富士見町などなど、多くの市町村からも視察に来ていただいています。

まずGL21プロジェクトの取り組みの概要を説明し、
具体的な分別についてもお話ししました。

フレコンバッグに入れられた使用済み食器。
粉砕して原料化します。

原料化された使用済み食器。1㎜以下の粒径になっています。
これを20%~50%の割合で粘土・長石・珪石などと
混ぜ合わされてリサイクル陶土となります。

視察を終えて松本市のバスに乗車、次の視察先へ。

 今回の視察は、まず新明リフラックス(株)において回収された使用済み食器の原料化工程とヤマカ陶料(株)のリサイクル陶土の生産工程の2ケ所を視察いただきました。新明リフラックス(株)では、初めにGL21プロジェクトの取り組みについて概要をお話し、その後具体的なリサイクル対象品や分別の仕方、また費用についてもお話しました。
 
 質問は〝分別〟についてが最も多かったようです。また提案した〝白っぽいもの〟と〝色もの〟の分別・・・判断は主観的な要素が多く難しい面もあります。

2014年10月21日火曜日

地球のかけらアート_なごや環境大学共育講座

「地球のかけらあーと」(なごや環境大学共育講座)をスタートしました。地球のかけらとは、地球の表面を覆う土や石でつくられた陶磁食器のかけらのこと。もう用をなさなくなった陶磁食器やその欠片は〝食器〟と呼ぶより〝地球〟のかけらと呼んだほうが何かふさわしいように感じます。

  今回の講座では、少し飽きがきた食器や食器棚の奥に眠っている食器を引出し、転写やクレヨンや筆で絵を描き、再度魅力を創りだそうとする試み、そして全国各地から回収される不要食器の粗粉砕品を使ったアクセサリーづくりの2点を行いました。 

  今回は8人+αの参加でした。これからも、地球のかけらを通じてモノや素材を大事に使っていくことを共に考える講座になるようやっていきたいと思います。次回はリサイクル陶土を使った作陶体験です、多治見市の市の倉で。

デザインを構想中

欠片でアクセサリーづくり

クレヨンで描いたプレート

2014年10月20日月曜日

不要食器の回収_岐阜県土岐市

 毎年恒例になった土岐織部ライオンズクラブと土岐市生活学校の主催による家庭の不要食器の回収が10月18日(土)にありました。場所は土岐市役所の駐車場、時間は朝9時30分から約1時間あまり。
 9時30分前から土岐市民による不要食器の持ち込みがなされ、本来の開始時間には敷かれたビニールシート上がほぼ満杯の状態でした。ご家庭での不要食器の存在がいかに大きいか、1年に1回のこの回収日を待ちわびておられたかのようでした。

 美濃焼産地の一つである土岐市での回収、極稀に、何十枚の丸いお皿がビニールひもで器用に縛られ埃を被った食器、値札が貼られた食器などが見受けられました。また、藤製の取っ手や金属の茶こしがついた土瓶や急須、濃い赤茶色の朱泥の湯のみ等、リサイクルでは気になる回収品もありましたが、総体的にきちっと分別された不要食器が集まってきたようです。やはりこれも長年継続している一つの成果かもしれません。


回収開始前にはビニールシートがほぼ満杯に。

昨年に引き続き、代物と色物に分別がなされました。
メーカーからは白いリサイクル陶土が望まれるためです。