名古屋市で開催された第20回資源循環型ものづくりシンポジウム(12月2日)で岐阜県セラミックス研究所とともに「優秀研究賞」をいただきました。この賞は「大学・試験研究機関」が行う研究開発に対して表彰するものでこの部門で唯一の受賞です。「大学・試験研究機関」に対する表彰制度は今年度から始まった新しいものです。
受賞テーマは、「不用陶磁器を活用したリサイクル食器の開発とその実用化」
受賞者は、岐阜県セラミックス研究所4氏と(一社)グリーンライフ21
これをきっかけに、ものづくりからみた環境課題解決について一層励みたいと思います。
2015年12月10日木曜日
2015年10月29日木曜日
びわ湖環境ビジネスメッセ2015に出展しました
びわ湖環境ビジネスメッセ2015にRe50プロダクツ(再生材50%配合のRe-食器)を出展しました。
期間:10月21日(水)~23日(金)
場所:滋賀県立長浜ドーム
ブース:エコプロダクツゾーン C-19
*3日間で3万人以上の来場者がありました。
期間:10月21日(水)~23日(金)
場所:滋賀県立長浜ドーム
ブース:エコプロダクツゾーン C-19
*3日間で3万人以上の来場者がありました。
『Re50』とは、使用済みの陶磁食器を原料化した再生材を50%配合した資源循環食器です。焼成温度は今までより最大200℃低く、強度は磁器並み以上。焼成ステージの温室効果ガス排出も最大3割ほど削減できる省エネで低炭素な「器」です。
もともと小売などの流通関係者の少ないメッセですが、半面当ブースには環境を研究する大学の先生や学生、熱心にメモを取るデザインを学ぶ?高校生、食器に関心のある主婦などなど、基本的には女性を主体とした来場が多かったようです。当ブースは「暮らし」に直結する数少ない展示の一つだったと思います。
そして、環境にやさしい製品をつくるのは「産地であり作り手」、環境にやさしい製品を育てるのは「消費者であり使い手」であることを強く感じた展示になりました。
もともと小売などの流通関係者の少ないメッセですが、半面当ブースには環境を研究する大学の先生や学生、熱心にメモを取るデザインを学ぶ?高校生、食器に関心のある主婦などなど、基本的には女性を主体とした来場が多かったようです。当ブースは「暮らし」に直結する数少ない展示の一つだったと思います。
そして、環境にやさしい製品をつくるのは「産地であり作り手」、環境にやさしい製品を育てるのは「消費者であり使い手」であることを強く感じた展示になりました。
Re50商品の第一号 MINORe |
SWING Re50商品でオーストラリアのMr.Rodのデザイン |
2015年10月28日水曜日
NHKラジオ第2放送_食器リサイクル
NHKラジオ第2放送 Japan & World Update
10月20日(火)2時15分~2時30分のあいだの「テクノ&ビジネス」という番組で「食器リサイクル」について7~8分間の放送がありました。
タイトルは、Spotlight on Recycling Ceramics です。以下のサイトから11月19日ごろまで聞くことができます。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/radio/focus/201510160557/
世界17ケ国語での放送になります。
番組は一ケ月近くに及ぶ綿密な取材のもとに構成され、国内では英語放送になっています。
10月20日(火)2時15分~2時30分のあいだの「テクノ&ビジネス」という番組で「食器リサイクル」について7~8分間の放送がありました。
タイトルは、Spotlight on Recycling Ceramics です。以下のサイトから11月19日ごろまで聞くことができます。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/radio/focus/201510160557/
世界17ケ国語での放送になります。
番組は一ケ月近くに及ぶ綿密な取材のもとに構成され、国内では英語放送になっています。
小田陶器の製品 Re50のTOH |
家庭からでた不用食器のリサイクル_土岐市
一年に1回の恒例になった土岐織部ライオンズ主催の「家庭からでた不用食器の回収」がありました。10月24日(土)9時30分から11時00分、場所は土岐市役所駐車場でした。
GL21プロジェクトが共催し、地元の土岐市生活学校が協賛のかたちで行われ、数トンの不用食器が回収されました。
土岐市は美濃焼の主たる生産地、数百の食器メーカが集積しています。こうした製造現場から排出される食器がもちこまれないよう事前告知する難しさがあります。また、生産者のニーズを反映させて、白い食器と有色の食器の分別もおこなわれました。白い食器のリサイクルでは白いRe-食器の製造が可能になり、Re-食器の売れ行きにも影響を与えます。
食器ユーザーの土岐市生活学校の主婦の皆さんとグリーンライフ21企業が多く加入している土岐織部ライオンズの供給側との連携、食器というモノのみの循環に終わらない情報の循環や人のつながりが期待できる大切な取り組みだと感じます。
GL21プロジェクトが共催し、地元の土岐市生活学校が協賛のかたちで行われ、数トンの不用食器が回収されました。
土岐市は美濃焼の主たる生産地、数百の食器メーカが集積しています。こうした製造現場から排出される食器がもちこまれないよう事前告知する難しさがあります。また、生産者のニーズを反映させて、白い食器と有色の食器の分別もおこなわれました。白い食器のリサイクルでは白いRe-食器の製造が可能になり、Re-食器の売れ行きにも影響を与えます。
食器ユーザーの土岐市生活学校の主婦の皆さんとグリーンライフ21企業が多く加入している土岐織部ライオンズの供給側との連携、食器というモノのみの循環に終わらない情報の循環や人のつながりが期待できる大切な取り組みだと感じます。
黄色のユニフォームの土岐織部ライオンズのみなさんと 赤いエプロン姿の土岐市生活学校のみなさん。 |
白い食器と有色の食器に分別されました。 |
2015年8月18日火曜日
地球のかけらあーと_なごや環境大学共育講座
2015年8月3日月曜日
不要食器リサイクル交流会_長野県
白馬村の篠崎久美子さんより松本市で開催された「不要食器リサイクル交流会」について投稿がありました。当プロジェクトから山津製陶の高橋さんが講師として参加しました。
以下、篠崎さんの投稿をご紹介します。
アグリスクールを終えて、昨日の午後は、「不用食器リサイクル」を実施している団体の交流会へ。講師に、主体となって取り組んでいる岐阜県のグリーンライフ21の高橋さんを迎えて研修を受けたあと、各地の実施団体の情報交換と課題の共有。松本市、安曇野市、塩尻市、朝日村、山形村、富士見町、原村、池田町、白馬村内の各実施団体と、今年行う予定の諏訪市の女性団体さんも情報共有を目指して参加してくれました。今年の回収は9月27日です! 日本の陶土の枯渇という現状と、埋め立てごみの減量を目指して、古い食器を新しく再生させましょう。さらなる運動の広がりを期待します。
以下、篠崎さんの投稿をご紹介します。
アグリスクールを終えて、昨日の午後は、「不用食器リサイクル」を実施している団体の交流会へ。講師に、主体となって取り組んでいる岐阜県のグリーンライフ21の高橋さんを迎えて研修を受けたあと、各地の実施団体の情報交換と課題の共有。松本市、安曇野市、塩尻市、朝日村、山形村、富士見町、原村、池田町、白馬村内の各実施団体と、今年行う予定の諏訪市の女性団体さんも情報共有を目指して参加してくれました。今年の回収は9月27日です! 日本の陶土の枯渇という現状と、埋め立てごみの減量を目指して、古い食器を新しく再生させましょう。さらなる運動の広がりを期待します。
2015年7月1日水曜日
地球のかけらアート_第2回講座参加者募集
地球のかけらあーと、今年度2回目の開催です。
2回目は「夏休み親子造形講座」として、「地球のかけら」に新たに仲間入りした「木」が素材です。
家庭で要らなくなった「積み木」や何でもない「木っ端」などを使って動物や乗り物を作ります。
先生は、東京や沖縄等で親子造形教室を主宰する木のプロダクトデザイナーの神戸憲治さん。
7月25日(土)15時30分から、場所は名古屋市の黒川東中日ハウジングのセンターハウス2階です。最寄駅は地下鉄名城線志賀本通駅です。(お一人800円)...
2回目は「夏休み親子造形講座」として、「地球のかけら」に新たに仲間入りした「木」が素材です。
家庭で要らなくなった「積み木」や何でもない「木っ端」などを使って動物や乗り物を作ります。
先生は、東京や沖縄等で親子造形教室を主宰する木のプロダクトデザイナーの神戸憲治さん。
7月25日(土)15時30分から、場所は名古屋市の黒川東中日ハウジングのセンターハウス2階です。最寄駅は地下鉄名城線志賀本通駅です。(お一人800円)...
お申し込みは、このホームページのCONTACTページをご利用ください。
http://www.gl21.org/contact.html
*お問い合わせ欄に「参加します」および「人数」をご記入下さい。
*またご連絡先もお願いします。
http://www.gl21.org/contact.html
*お問い合わせ欄に「参加します」および「人数」をご記入下さい。
*またご連絡先もお願いします。
みんなが同じものをつくるのではなく、 それぞれ異なる材料に合った独自のものをつくります。 |
2015年6月23日火曜日
地球のかけらアート_なごや環境大学共育講座
今年前期のスタートです。
第1回(6月21日)はリサイクル土(=Re陶土)による作陶講座。
今回は、美濃焼の伝統を培ってきた五斗蒔土に近い「黄土」と呼ばれるRe陶土を用いました。その地の土がその地の焼き物を育んだように、いまや土資源の入手難や枯渇化が叫ばれる中、土の有効活用をはかるRe陶土がRe陶土ならではの焼き物やその使い方を育んでよいように思います。今回はそんな思いを込めた講座でした。
5組のご家族にご参加いただきました。
今年度の講座では、「地球のかけら」に「木」が新たに仲間入りしました。第2回では、木っ端や不要になった積み木などを使って動物や乗り物をつくる親子造形講座を行います。
7月25日(土)、場所は名古屋市の黒川東中日ハウジングセンターです。
第1回(6月21日)はリサイクル土(=Re陶土)による作陶講座。
今回は、美濃焼の伝統を培ってきた五斗蒔土に近い「黄土」と呼ばれるRe陶土を用いました。その地の土がその地の焼き物を育んだように、いまや土資源の入手難や枯渇化が叫ばれる中、土の有効活用をはかるRe陶土がRe陶土ならではの焼き物やその使い方を育んでよいように思います。今回はそんな思いを込めた講座でした。
5組のご家族にご参加いただきました。
今年度の講座では、「地球のかけら」に「木」が新たに仲間入りしました。第2回では、木っ端や不要になった積み木などを使って動物や乗り物をつくる親子造形講座を行います。
7月25日(土)、場所は名古屋市の黒川東中日ハウジングセンターです。
リサイクル土の「黄土」 |
全国各地からたくさんの不要食器が集まります。 |
壊れても金継ぎで繕い、実際にお店で使われていました。 |
2015年4月9日木曜日
多治見PRセンター Re-食器コーナー
多治見市のオリベストリート。Re-食器の販売コーナーのあるたじみ創造館一階のPRセンターに。
新しくコウモリをかたどったフルーツボールが並んでいました。今までのRe-食器にはない存在感の強い器です。
いろいろなRe-食器がリリースされるのはRe-食器のさらなる広がりが期待できます。Re-食器とは、資源循環ループをもつ器で、作り手と食器の使い手とのリサイクルネットワークがあって初めてつくりだされる食器です。
新しくコウモリをかたどったフルーツボールが並んでいました。今までのRe-食器にはない存在感の強い器です。
いろいろなRe-食器がリリースされるのはRe-食器のさらなる広がりが期待できます。Re-食器とは、資源循環ループをもつ器で、作り手と食器の使い手とのリサイクルネットワークがあって初めてつくりだされる食器です。
多治見 オリベストリート |
たじみ創造館 PRセンターが1階に入っています。 |
Re-食器の販売コーナー |
Re-食器 Oliva オリヴァ |
下棚 コウモリをかたどったフルーツボール 上棚 Pokela ポケラ |
2015年3月17日火曜日
“かわいい葉書”がとどきました。
3月1日に名古屋市金山で開催された「なごや環境大学オープンキャンパス」。
雨中にもかかわらず「食器のかけら」のアクセサリーづくりに挑戦してくれた小さな女の子からかわいい葉書がスタッフに届きました。
ほんわかな “つながり”が またひとつ、食器リサイクルのやりがいであり喜びです。
雨中にもかかわらず「食器のかけら」のアクセサリーづくりに挑戦してくれた小さな女の子からかわいい葉書がスタッフに届きました。
ほんわかな “つながり”が またひとつ、食器リサイクルのやりがいであり喜びです。
2015年3月3日火曜日
なごや環境大学オープンカレッジに参加しました。
3月1日(日)の午後、名古屋市の金山総合駅〝アスナル金山〟で「開学10周年記念!一緒に明日を—なごや環境大学オープンカレッジ」が開催され、GL21プロジェクトも参加しました。
GL21は、一昨年から同大学共育講座でおこなう『地球のかけらアート』を実施し、欠けた食器のリペア・繕い、壊れた食器の〝かけら〟でつくるアクセサリーづくりとともに再生材50%配合のRe-食器(Re50)の展示PRを行いました。
会場は、あいにくの悪天候で終日〝雨〟〝雨〟。
でも、SKE48のメンバーが出演するとあってステージ前は雨具を着込んだファンで早くから満席、さまざまな彩りの傘も花咲いて賑わい感はそれなりにあったように思います。
Gl21のブースには、遠方から欠けたお茶碗を持参頂いたご夫婦、アクセサリーづくりに取り組むご家族づれや熱心に取り組むお子さんを気長に見守るお母さん、食器のかけらを前に焼物を語るスタッフとご年配・・・・いろいろな方に訪れていただきました。雨かつ寒さの中、ご参加ありがとうございました。また、ボランティアいただいた学生さんありがとうございました。
GL21は、一昨年から同大学共育講座でおこなう『地球のかけらアート』を実施し、欠けた食器のリペア・繕い、壊れた食器の〝かけら〟でつくるアクセサリーづくりとともに再生材50%配合のRe-食器(Re50)の展示PRを行いました。
会場は、あいにくの悪天候で終日〝雨〟〝雨〟。
でも、SKE48のメンバーが出演するとあってステージ前は雨具を着込んだファンで早くから満席、さまざまな彩りの傘も花咲いて賑わい感はそれなりにあったように思います。
Gl21のブースには、遠方から欠けたお茶碗を持参頂いたご夫婦、アクセサリーづくりに取り組むご家族づれや熱心に取り組むお子さんを気長に見守るお母さん、食器のかけらを前に焼物を語るスタッフとご年配・・・・いろいろな方に訪れていただきました。雨かつ寒さの中、ご参加ありがとうございました。また、ボランティアいただいた学生さんありがとうございました。
Re50の展示、雨が吹き込みたいへんでした。 |
とても素敵!とほめていただいたRe50のエマージュ |
雨漏れも少々のテント、でもかけらのりメイクに集中力を維持。 このワークショップはやはり室内向き。 |
2015年2月12日木曜日
多治見市環境フェア 2015
多治見市環境フェア2015が開催されました。
GL21プロジェクトも毎年参加していて、私たちの活動である「陶磁器製食器の資源循環」についてパネルや再生食器(Re-食器)などを展示して紹介しました。2015年2月7日土曜日
テーブルウエアフェスティバルにRe-食器|Re50を。
東京ドームで開催中のテーブルウェアフェスティバル2015に、不要食器を原料化-再生したRe-食器/Re50プロダクツを出品しています。1150℃の低温焼成ですが実用強度は十分です。2月9日まで、No.58 みずなみ焼ブースで。
今回出品しているのはRe50シリーズ中の2商品。出品はGL21プロジェクトの小田陶器です。
★★出品商品のRe50 エマージュとRe50 トゥー
2015年1月19日月曜日
地球のかけらアート/地球のかけらプロジェクト
「地球のかけらあーと」、今年度の計画全てが終了しました。
「地球のかけらあーと」とは、十数年前から企業等と連携して行う陶磁器リサイクルにとどまらず、不要になったり、壊れたりした食器のリペア、リメイク、リデザインを大切にするプロジェクトです。従来の陶磁器リサイクルに彩りを添えるものであり、更に価値をあげようとするアップサイクルの試みでもあります。
今年度は、不要食器に思い思いの絵付けを加えたり、様々なかけら(食器片)のパッチワークで装身具や日常用品を作ったり、シンプルな工程で欠けや割れを繕う簡単金継ぎを行ったり、リサイクル陶土による干支の羊づくり等を市民の方々とともに行いました。お母さんとお子さんやおばあさんとお孫さんの共同制作、“職人お父さん”を信じ切ったご家族の物づくりチャレンジ、父と息子のロクロ競演や友との腕比べ作陶など、いろいろと楽しく微笑ましい光景を毎回みることができました。また新たな出会いも多々あったように思います。
改めて「長い歴史と伝統をもつ陶磁器」のリサイクルとは、モノの循環にとどまらず、暮らし方のリサイクル、ゆたかさのリサイクルに主題があるように思う。
お母さんとお子さんの共同制作 |
父と息子のロクロ競演 |
木の葉で豆皿づくり |
壊れた食器の繕い「簡単金継」 |
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