2011年4月23日土曜日

JFSの「エコを超えてー幸せな未来のつくり方」

 ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)の著書「エコを超えてー幸せな未来のつくり方」にGL21の取り組みが記載されています。著者は、あのアメリカのアル・ゴア元副大統領が主演した映画「不都合な真実」の翻訳書を出した枝廣淳子氏+非営利の環境コミュニケーション・プラットホームのJFS。


 GL21の取り組みは第5章『「つながり力」が社会を動かす』に6ページにわたって記載されています。タイトルは「陶磁器リサイクルが生みだす使用者参加型のものづくり」で、GL21のコンセプトである陶磁器の土資源の有効利用と地場産地の活性化、循環システムを実現するための産地企業の業種を超えた連携、食器のユーザーである市民団体や地域コミュニティー、自治体などとのリサイクル・ネットワークの構築などが紹介されています。最後には、焼き物が元々持ち合わせている「スローで心豊かな食シーンの演出」性こそ、この焼き物という伝統文化に息づく価値観をRe-食器という新しい発想とともに次世代に伝えてほしいとのメッセージが述べられています。

 またGL21が紹介された第5章のテーマの『つながり力』東日本大震災からの復興においていま最も心に留めなければならないことだと思います。各地の食器リサイクル活動が少しでもこの『つながり力』の培養になるよう心していきたいと思います。
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「エコ」をこえてー幸せな未来のつくり方
 著者 ― 枝廣淳子+ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)
 編集 ― 小島和子
 発行所 ― ㈱海象社http://www.kaizosha.co.jp/
 価格 1,200円(税別)

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ジャパン・フォー・サステナビリティ