2012年10月8日月曜日

松本市波田+白馬村の不用食器回収

掲載が遅れてしまいましたが、9月8日から9日にかけて松本市波田で行われた不用食器の回収活動について報告します。波田の回収は今年で6年目、今回は松本市の他地域の市民も応援に駆けつけて賑やかな取り組みとなりました。
さらに今回は、白馬村でもはじめて取り組まれ、9日の夕方には村のトラックで波田地区の回収現場にもちこまれました。
以下、写真でその様子をご紹介します。
今回は、GL21PJ.で50%配合の製品化を進んでいるため、白いものと黒いものを分別して回収されました。黒いものが多量にリサイクル食器に混入すると再生される食器も黒くなるためです。でも黒ぽい食器はリサイクルしないわけではなく、将来的には食器外用途や色がついてもよい製品に活用することが考えられます。いまはGL21ではどちらもリサイクル食器などに使っています。
回収会場ではリユースコーナーも設けられ、来場者にカンパ金にて再利用を促しました。リサイクルの前にリユースの取り組みです。このリユースコーナーでは上の写真にみられるように、木箱入りの九谷焼の食器もありました。木箱には◎万円の値札もついていました。立派な食器であっても、暮らしになじまなかったり、置き場所に困ったり、いろいろな事情があるものだと感じました。
会場では、GL21のスタッフ(作り手)との焼き物談議もはずみました。焼き物づくりの技法や時代背景、そして骨董価値?等、話はつきなく、周囲は賑やかな声や笑い声が・・・・これも食器回収の魅力でしょうか。
回収物のなかにはこんな食器も。昨年の震災で大きな打撃を受けた大堀相馬焼の二重構造になった焼き物。黒い貫入が特徴で、そうお目にかかれるものではありません。少しごてごてした焼き物ながらも、相馬の風土と土の温かみが感じられる食器です。そうそうにリユースされました。
夕刻には、両日に波田で回収された不用食器に白馬村で回収された食器が加わり、フレコンバックに入れられ順次美濃焼行きの10トントラックに積み込まれました。集まった量は約6トン、1バック400kgの回収品が収められた計算になります。
長野県はこうした不用食器の回収活動が盛り上がりをみせていて、今後ますます取り組む地域が増えそうな様相です。
食器リサイクルを通じた地域のエコ配慮とエコライフの醸成に大きく期待です。

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