2011年6月17日金曜日

LOVE BOWL 笠間+横浜+東京

笠間、横浜、東京で“LOVE BOWL 2011”が開催されます。2011のテーマは「元気な器がデキルコト」。“かさましこ再生土の会”とコラボレーションし、その再生粘土(笠間製)を使った作品を57名のクリエーターが制作して展示・販売します。売り上げの一部は世界の飢餓や災害で苦しむ子供の支援に役立てられ、今回は東日本大震災で被災した人たちの支援を目的としています。

メインイベントは、
茨城県笠間市笠間2388-1の“笠間工芸の丘”で開催。
http://www.kasama-craftthills.co.jp/
期間は6月22日(水)~7月10日(日)※月休館

・主催 LOVE BOWL 実行委員会
・企画:協力 かさましこ再生土の会

横浜展は、横浜高島屋7F和食器売場
6月23日(木)~28日(火)

東京展は、東武百貨店池袋店6F和食器売場
期間は6月30日(木)~7月6日(水)です。

「元気な器がデキルコト」にご協力・ご賛同をお願いいたします。
http://ameblo.jp/love-bowl/


2011年6月3日金曜日

多治見市の回収 ~その後~

 不用食器の回収 ~多治見市の行政回収~
 昨年12月にスタートした陶磁器の街“多治見市”の回収を視察しました。場所は、愛知県境に近い池田町公民館と名古屋市などへの通勤者が多い脇の島公民館の二ケ所で、多治見市環境課のスタッフなどとともに回りました。
 池田町公民館ではサンテナで7箱ほどがすでに回収されていました。一部に事業所排出と思われるものもチラホラ、陶磁器の街の回収の難しさがあります。脇の島では、ここは市役所の支所に隣接した公民館で人の出入りも多く、他の回収ステーションと比べて回収量は多いとのことです。ここは明らかに家庭排出の使用済み食器が回収され、生活感ある廃食器が多いようです。両公民館ともに市役所職員が立ち会い分別を指導していましたが、いずれは各町内の資源回収ステーションを活用した市民回収に移行するとのことです。
 多治見市では、月平均5トンが回収され、うちの2トンが公民館などでの拠点回収、残り3トンが市内3ケ所のクリーンセンター等への持ち込みによっています。公民館などの回収では、家庭内ストックが多いと考えられる古い街(団地)ほど回収量が多くなる傾向があるようです。GL21プロジェクトの推定では10余万人の人口を抱える多治見では300トンほどが家計内に眠っていると考えています。市のスタッフもまだまだ周知がされていないとの感想をお持ちでした。
 
脇の島公民館での回収
 分別の仕方が書かれたポスターが貼ってありました。ボックスがいっぱいになり次第、隣にあるトラックに積まれていきます。 
今朝の回収ではサンテナで7箱が両公民館とも回収されました。この後、再度分別され、GL21参加企業で粉砕・資源化されます。


多治見市の不用食器回収について

2011年4月23日土曜日

JFSの「エコを超えてー幸せな未来のつくり方」

 ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)の著書「エコを超えてー幸せな未来のつくり方」にGL21の取り組みが記載されています。著者は、あのアメリカのアル・ゴア元副大統領が主演した映画「不都合な真実」の翻訳書を出した枝廣淳子氏+非営利の環境コミュニケーション・プラットホームのJFS。


 GL21の取り組みは第5章『「つながり力」が社会を動かす』に6ページにわたって記載されています。タイトルは「陶磁器リサイクルが生みだす使用者参加型のものづくり」で、GL21のコンセプトである陶磁器の土資源の有効利用と地場産地の活性化、循環システムを実現するための産地企業の業種を超えた連携、食器のユーザーである市民団体や地域コミュニティー、自治体などとのリサイクル・ネットワークの構築などが紹介されています。最後には、焼き物が元々持ち合わせている「スローで心豊かな食シーンの演出」性こそ、この焼き物という伝統文化に息づく価値観をRe-食器という新しい発想とともに次世代に伝えてほしいとのメッセージが述べられています。

 またGL21が紹介された第5章のテーマの『つながり力』東日本大震災からの復興においていま最も心に留めなければならないことだと思います。各地の食器リサイクル活動が少しでもこの『つながり力』の培養になるよう心していきたいと思います。
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「エコ」をこえてー幸せな未来のつくり方
 著者 ― 枝廣淳子+ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)
 編集 ― 小島和子
 発行所 ― ㈱海象社http://www.kaizosha.co.jp/
 価格 1,200円(税別)

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ジャパン・フォー・サステナビリティ























2011年3月25日金曜日

グランプリ作品「陶器をリサイクルってどういうこと?」

CBC ふるさと市民エコジャーナリスト受賞作品の発表がありました。

陶器のリサイクルをテーマに、GL21企業を取材してまとめた記事作品(写真上)、土岐津小学校の雅さんの「陶器をリサイクルってどういうこと?」がみごと記事部門でグランプリを受賞しました。
雅さん、おめでとうございます。

「陶器のリサイクル」を発表してのグランプリですから、私たちGL21にとっても大きなよろこび、嬉しい限りです。不用食器がどのようにリサイクルされるか、リサイクル工程順に関係する企業を取材してまとめてあり、二枚の紙面をフルに活用した力作です。実にポイントがよく押さえられ、絵を描くなどわかりやすく仕上がっています。グランプリに納得です。
雅さんの元気が満ち満ちたこの作品に、 私たちGL21も見習い元気に前に進みたいと思います。

2011年3月21日月曜日

サンケイビジネスアイにGL21が紹介されました。

サンケイビジネスアイのコラムにGL21の活動が紹介されました。
また局アナネットでは動画バージョンもアップされています。

写真:再生されたリサイクル食器「Re-食器」=岐阜県多治見市、ヤママ陶苑(撮影 野口景一郎)
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コラムの一部をご紹介します。
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【局アナnet】器から器へ 焼き物の資源循環  野口晃一郎  

 美濃焼の産地として知られる岐阜県東濃地域で、焼き物をつくる企業などと地元研究機関が中心となり、展開しているのが「グリーンライフ21・プロジェクト」です。不用になった食器などをリサイクル食器「Re-食器」に再生し、販売しています。
 土の採掘が減り、資源循環が期待できるだけでなく、配合率を高めることで、原料調達から製造、物流、廃棄などあらゆる工程でCO2排出量を低減できます。ごみとなった陶器を処理するための埋め立て地を減らせるというメリットもあります。・・・・・・・

2011年3月18日金曜日

多治見市環境フェアに出展しました。

■■ 多治見市の「環境フェア2011」が開催されました。
 3月5日・6日の土日、場所は多治見市文化会館。GL21も、多治見市が昨年から不用食器の行政回収をスタートしたことを受けて1ブースの出展をしました。
 今回の目玉は、アンケートに回答すると、写真下の“Re-食器”がもらえるというもの。アンケートは、多治見市の行政回収にかかわるもので、例えば回収への認知や参加、そして意見・意向を聴取する内容になっています。 ■■■■■■ アンケートの粗品はマグカップ。結構、お洒落なデザイン&パーッケージだと思いますがいかがでしょうか。おかげで、ブース前は終日多くの来場者に恵まれました(写真下)。粗品の効果は絶大です。当然、ご提供いただいたマグカップに魅力があったからこそだと思います。■■■■■■
■■■■■■マグカップは子どもたちにも評判良。何度もアンケートに答えようとする子どももいましたが、ここは“注意”です。(写真下)■■■■■■

■■■■■■ 食器回収をスタートさせた多治見市も環境課ブースに「食器リサイクルと回収への取り組み」を紹介するパネルなどが展示されました。(写真下) ■■■■■■

多治見市 環境フェア2011 http://www.city.tajimi.gifu.jp/kankyo/event/kankyo_fair.HTM























































2011年3月17日木曜日

長野県 須坂市女性団体連絡協議会のGL21視察

 2月25日、長野県・北信地域の須坂市女性団体連絡協議会の11名のGL21視察がありました。今回は協議会の構成メンバーの須坂市連合婦人会の方々です。
 まずは、土岐市の神明リフラックス㈱にて、食器リサイクルの仕組みや全国の市民・団体などの不用食器の回収活動とGL21との連携、そして商品化をすすめている再生材50%配合リサイクル食器について、その優れた物性や製造時の省エネルギー・CO2排出の大幅な削減効果についてレクチャーがありました。講師は岐阜県セラミックス研究所の立石賢司主任研究員です。(写真下)

GL21の取り組み概要を理解していただいた後、室の後方に展示するRe-食器や原料サンプル、取組を説明するパネルを見ていただき、皆さんの疑問にお答えしました。 (写真下)
そして不用食器を1mmほどに粉砕する工程をご覧いただきました。この日は、関東の自治体から回収された不用食器や使用済み食器(フレコンバッグ10袋ほど)が荷降ろしされていました。10袋が並ぶと壮観です。(写真下)
次は、リサイクル食器=Re-食器を作る製造現場の視察です。今回は土岐市にある山津製陶㈱の工場です。山津製陶㈱は学校給食食器のリサイクルに意欲的に取り組んでいます。
 下の写真は、陶土がつみかさねられた室で、陶土を練る工程(真空土練機)の説明を塚本社長から受けているところです

同じ山津製陶で、釉薬をかける工程です。人間の腕のようなマシンが巧みに釉薬を素焼の器に掛けていきます。そのマシンの動きは人間の腕の動きを模しているそうです。ずーっと見ていても飽きないユニークな動きです。(写真下)

※須坂市は、長野県で最も早くに陶磁食器のリサイクル(行政回収)を推進しています。
  エコサポートすざかの活動により協議会が回収しています。
※須坂市女性団体連絡協議会